えぎ眼科クリニック

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オルソケラトロジー | えぎ眼科クリニック

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オルソケラトロジー

オルソケラトロジー

オルソケラトロジー

Orthokeratology(角膜矯正学)=Ortho(整える)+kerato(角膜)+logy(学問)とは特殊なデザインを施した高酸素透過性ハードコンタクトレンズを就寝時に装用することにより、起床後、レンズを取り出すまでの間、角膜の柔軟性を利用して角膜 中心部の形状を扁平化し、近視を一時的に回復する近視矯正法です。 オルソケラトロジーは1970年代、アメリカで理論が確立され、今日までにわたって研究、施術されてきました。高酸素透過性ハードコンタクトレンズが改良されるにつれ、欧米やアジア諸国では既に100万人以上の方がこの治療を受けています。また、 オルソレンズによる近視治療法の安全性については、厚生労働省で認可されてレンズを使用しています。

オルソケラトロジーのメリットは

1.メガネやコンタクトレンズが煩わしい方へ

職業上メガネの使用ができない方、コンタクトレンズ装用で時間がたつと乾燥や異物感、夕方になると充血してくるなどの不快感から解放されたい方へ。

2.裸眼でスポーツを楽しみたい方へ

野球・サッカー等のスポーツや、水泳・サーフィン・スキューバーダイビング等の水中のスポーツをされる方へ、裸眼で安全にスポーツを楽しめます。

3.外科的手術のレーシック等に抵抗がある方へ

「手術なのでやはりこわい」「術後の感染症などが不安」という方へ。オルソケラトロジーなら、レンズの装用を中止すれば角膜は元の状態に戻りますので安心です。

4.近視進行の抑制効果が期待されています!

オルソケラトロジーを継続すると、すべてではないのですが、近視の進行が抑制されている症例がいます。どうしてかはまだ解明されていませんが、特に弱い近視度数の方や角膜が柔らかいの方に効果があります。

5.取り扱いは簡単! レンズの取り扱いは一般のハードコンタクトレンズと同様です。

また、夜間装用なので、日中装用のようにホコリやゴミなどが目に入ることもなく目への負担やレンズを破損・紛失するリスクも少なくなります

当院では使用しますレンズ:マイエメラルド(Emerald™)は、米国FDA・ヨーロッパCEマーク認可の長年世界各国で使用されておりますレンズになります。日本国内でも2010年9月に厚生労働省で認可されました。

オルソケラトロジー
オルソケラトロジー
オルソケラトロジー

オルソケラトロジー 治療スケジュール

①一般適応検査・診察

オルソケラトロジーの説明と必要な基本検査を行い、適応につき判断していきます。 (注:オルソ適応検査のため、現在ハードコンタクトレンズを使用者は事前に1週間以上レンズの 使用を中止してください)

②試験装用・体験

クリニック内で、あるいはレンズを貸し出して治療効果を判定します。 実際に効果を実感してから、治療を開始するかどうかを決めて頂きます。

③契約・レンズ発注

契約内容を説明し、合意のもとに個々に合わせたレンズを発注します。

④レンズのお渡し・治療開始

レンズは約1週間内で到着します。レンズの装用練習、装用時等の注意事項を確認し、引渡しで治療を開始します

⑤定期検査

初回装用の翌日、1週間目、1ヶ月目、3ヶ月目、6ヶ月目、12ヶ月目ごとに定期検査を行います。

費用

本治療は保険適応外で自費診療となります。ただし、治療費は所得税の医療費控除が受けられます。詳しくは国税庁による回答ページをご覧下さい。
オルソケラトロジー(角膜矯正療法)による近視治療に係る費用の医療費控除

Q and A

Q1 だれでもできるのでしょうか
矯正度数に限界があり、中程度以下の近視(-4.0デオプター以下)と乱視(-1.5デオプター以下)が条件です。適応年齢は65歳以内で、近視度数の低い方や角膜の柔軟性がある方に効果が高いです。よって、 近視が進行中の方や以下の方々に適応があります。
・スポーツをされている方
・職業上または資格取得のために裸眼視力が必要な方
・眼鏡やコンタクトなどで不便を感じている方
Q2 できない方もいるのでしょうのか
以下の方は基本的には装用ができません。
・アレルギーなど、結膜炎のある方
・コンタクトレンズ装用が不適切と判断された方
・角膜、結膜や他に眼疾患のある方
・高度近視、強い乱視のある方
・レーザー等による角膜矯正手術を受けた方
Q3 普通のコンタクトレンズと何が違うのですか
普通のコンタクトレンズと違い、 オルソケラトロジー・レンズは夜間、就寝時に装用いたします。そのため、装用時間も普通のレンズよりも短く、 その間に、レンズが角膜形状そのものを矯正していきます。起床時にはずして、 日中は向上した裸眼視力で過ごせるのです。 普通のコンタクトレンズは外せば当然ですが見えませんに対して、オルソケラトロジー・レンズは装用中も勿論見えますが、外しても見えるのです。
Q4 どうして裸眼で視力が上がってくるのですか
近視とは、目に入ってきた光が網膜上で焦点が合わず、網膜より手前で焦点が結ばれる屈折異常の状態の事をいいます。 その手前で結像する焦点を網膜上に会わせるようにすることで、視力が回復し正常化されます。特殊なレンズデザインによるオルソレンズが角膜のカーブを圧迫、平坦化する原理(=コルセット効果)です。これにより焦点をのばし、網膜上でピントが合うために近視が回復し裸眼で過ごせます。最初のうちはレンズを外すと数時間で元に戻りますが、 1~2週間すると徐々に裸眼で1日過ごせるような視力になります。
Q5 レンズ装用による痛みや合併症はないですか
オルソケラトロジー・レンズは個々の方に合わせたオーダーメイドのレンズです。フィッティングに問題なければ、就寝時装用のため痛みはありません。ただし、正しいレンズケアをしなかったり、無理をした装用は普通のハードコンタクトレンズと同様に角膜、結膜障害が起こりますので、必ず、医師の指導の元に、正しいレンズの使い方をしてください。
Q6 通院期間はどのくらいですか
個々の近視矯正の状況によりちがいますが、おおよそ、新規処方後に装用した場合、問題がなければ1週間目、1ケ月目、 3ケ月目 、6ケ月目、 1年目のスケジュールで再検査に来院していただきます。
Q7 レンズ装用を開始してどれ位で効果がでますか
近視度数による個人差がありますが、多くの方が早ければ数時間で、遅くても1週間程で視力向上の効果が現れてきます。また、日中の視力が安定してくると特に近視の弱い方は1日おき、または2~3日おきの装用のみでも裸眼で生活ができる人もいます。
Q8 メガネは必要な時がありますか
レンズ装用をし始めたころは、外すと数時間で裸眼の視力が落ちて元の状態に戻りますから、初めはメガネが必要な時もあるでしょう。 視力が落ちていく途中の段階では、 それまで使っていたメガネでは度が強くて掛けられない場合もあることをご承知ください。 そのため、弱い度数のメガネを作っておくのも良いかもしれません。少しでもメガネを使いたくない方は、使い捨てソフトコンタクトレンズ(ワンデイタイプ)を昼間装用にて矯正を行うことも可能です。